Japan Stuttering Genyukai Association
2025年6月4日付の毎日新聞にて、埼玉県桶川市の公立中学校に通っていた、吃音のある生徒への教師からの心ない対応によって、いじめが起き、そのことで当該生徒が不登校に陥ったとする記事が掲載されました。
現在、本件については係争中ではありますが、もし報道内容が事実であれば、残念でなりません。 本来、子ども達が多くの時間を過ごす学校は、安心できる空間であるべきです。それにもかかわらず、その主な担い手であるはずの教師の言動に起因して、このような事態が起こったとすると、吃音のある子ども達の安全が、根本的に揺らいでいる場合があると、懸念せざるをえません。
もし、このような苦境に陥っているお子さんがいらっしゃいましたら、遠慮なく私たちにご連絡ください。その辛い経験をお聞きしながら、解決に向けて、共に歩んでいきたいと考えています。一人ひとりにとっての「吃音があっても、豊かに生きる」方法を見つけるための活動を続けている私たちに、ぜひご相談ください。
令和7年6月10日 全国言友会連絡協議会 理事長 斉藤圭祐