NPO法人 全国言友会連絡協議会

Japan Stuttering Genyukai Association

埼玉県桶川市の公立中学校に通っていた、吃音のある中学生に関する報道について

 2025年6月4日付の毎日新聞にて、埼玉県桶川市の公立中学校に通っていた、吃音のある生徒への教師からの心ない対応によって、いじめが起き、そのことで当該生徒が不登校に陥ったとする記事が掲載されました。

 

 現在、本件については係争中ではありますが、もし報道内容が事実であれば、残念でなりません。 本来、子ども達が多くの時間を過ごす学校は、安心できる空間であるべきです。それにもかかわらず、その主な担い手であるはずの教師の言動に起因して、このような事態が起こったとすると、吃音のある子ども達の安全が、根本的に揺らいでいる場合があると、懸念せざるをえません。

 

 もし、このような苦境に陥っているお子さんがいらっしゃいましたら、遠慮なく私たちにご連絡ください。その辛い経験をお聞きしながら、解決に向けて、共に歩んでいきたいと考えています。一人ひとりにとっての「吃音があっても、豊かに生きる」方法を見つけるための活動を続けている私たちに、ぜひご相談ください。

 

令和7年6月10日 全国言友会連絡協議会 理事長 斉藤圭祐

新しい体験談集を制作しました!

 2007年以来、実に18年ぶりの体験談集が完成しました。

 私たちの活動の中心が、吃音に関する体験の「わかちあい」にあることは、言うまでもありません。この体験談集では、様々な年代や立場の吃音のある人の体験に触れることができます。そして、体験とは、単なる事実の羅列ではありません。その体験についての認知、行動、感情が丁寧に触れられており、吃音のある人のリアルな声を聞くことができるでしょう。その意味で、体験談集は、時間と空間を超えた「わかちあい」と言えるのかも知れません。そして、「啓発」のための有用なツールとしての役割を果たすことも期待されます。

 ぜひ、お手元に置いていただき、「わかちあい」と「啓発」のために、用いてください。

 

*ご希望の方は、「出版事業案内」からご注文ください。


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