NPO法人 全国言友会連絡協議会

Japan Stuttering Genyukai Association

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言友会(げんゆうかい)とは?

言友会とは?

私たち言友会は、吃音(どもること)がある人たちのセルフヘルプグループとして、1966年に設立されました。2016年1月現在、全国各地に32の加盟団体と約800人の会員を擁している日本最大の当事者団体です。

各地言友会ごとに方向性は様々ですが、いずれも
「吃音と向き合いながら豊かに生きる」ことを目標に掲げています。

吃音とは?

吃音(きつおん、Stuttering)とは、「どもること」であり、下記の3つが「中核症状」とされています。

1.
連発(ことばが続けて出てしまう 例:「おおおおおおおおおおおおおおはようございます」) 
2.
伸発(ことばが伸びて出てしまう 例:「おーーはようございます」)
3.難発(ことばが出てこない 例:「..........おはようございます」)

それだけでなく、ことばが出ない時に顔面や手足が意図的・非意図的に歪んだり動いたりしてしまう「随伴運動」や、空語句(「えーと」、「あのー」など)を多用する「挿入」(逃避行動)、吃ることを恐れて、話す場面自体を避けてしまう「回避」などの「周辺症状」が見られます。 

そのため、吃音がある人(PWS=People who stutter)の
悩みの重さは表面的な言語症状とは必ずしも一致しないということが指摘されています。

 吃音はあらゆる国や地域で約1%の人々に見られるとされていますが、症状そのものや、その人自身の受け止め方、周囲の反応は様々であることから、非常に捉えどころのないところが特徴であると言えます。  また、
吃音の原因についてはこれまでに様々な研究が積み重ねられてきましたが、未だにはっきりとしたことは分かっておらず、そのため確実な治療方法も確立されていないのが現状です。

 但し、少なくとも現在では、環境要因のみ、すなわち
「親の育て方が悪いから吃音になる」というような考え方は支持されていません。

 【参考文献】
『吃音の基礎と臨床 統合的アプローチ』(バリー・ギター著・長澤泰子監訳、2007年、学苑社)

セルフヘルプグループとは?

セルフヘルプグループとは、様々な「生きづらさ」を抱えた人同士が集い、対等な関係で、お互いの体験の分かち合いを通じて、それぞれの問題の克服を目指す団体のことです。

 1935年にアメリカで設立されたアルコール依存症者のAA(アルコホリークス・アノニマス)がその先駆けとされていますが、わが国でも戦前からハンセン氏病や結核の患者会が存在しました。


吃音もまた、医療行為だけでは解決が難しい問題であるため、セルフヘルプグループが必要とされたのです。

​ 【参考文献】 
『知っていますか? セルフヘルプグループ』(伊藤伸二・中田智恵海、2001年、解放出版社)